こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。
今日の夢中は、鎌倉七福神巡りフィナーレ!江ノ島にある「江島神社」です。
■鎌倉七福神巡り
鎌倉七福神巡り。正確には、鎌倉・江ノ島七福神巡りと言います。
古都鎌倉と江ノ島の八つの寺社に祀られている、幸運を招く七福神を参拝するたびです。
ちなみに、なんで八社かというと、弁財天を祀る寺社が2つあるから。
江戸時代に正月行事として一般化しましたが、現在では通年で参詣することができます。
北鎌倉、鎌倉、そして江ノ電に乗って長谷へ。今回はさらに江ノ電に揺られて、江ノ島へ。
長い旅もついにフィナーレ!江ノ島にある「江島神社」(えのしまじんじゃ)を訪問します。
■江島神社
なんか感慨深いな。鎌倉七福神巡りも、気づけば最後の神社になりました。
それが江ノ島にある「江島神社」。日本三大弁財天の1つとして数えられる格式高い神社です。
江島神社では、天照大神と須佐之男命との間に生まれた三姉妹の女神を祀っています。
この三女神、古くは江島明神と呼ばれていましたが、仏教との習合によって「江島弁財天」として信仰されるようになりました。
三女神は、それぞれ辺津宮(へつみや)、中津宮(なかつみや)、奥津宮(おくつみや)のと呼ばれる社に祀られています。
それでは、フィナーレ「江島神社」をゆっくりと巡りましょう!
■江ノ島弁天橋から辺津宮
江ノ電で「江ノ島」駅に着いたら、島に続く「江ノ島弁天橋」をわたります。
今更ですが、「弁天」の名前が付いていたのですね。気づかなかった…。
全長389mの橋を渡ると、そこは江ノ島。
青い色の鳥居は、「青銅の鳥居」と呼ばれるもので、江の島の入り口です。
ここから続く仲見世通りは、土産を売る店などが立ち並び、たくさんの人で賑わっています。
仲見世通りを抜けると、朱色の鳥居が立っています。こちらは「朱の鳥居」。
ここから長い石段の道が続きます。体力の自信のない方にはエスカーという有料エスカレーターがあります(大人360円、小人180円)。
ここは旅のフィナーレ、万感の思いを込めて、石段を歩きましょう。
石段の上に「瑞心門」(ずいしんもん)があります。こちらは、龍宮城を模した楼門です。
石段を登って、最初にたどり着いたのが「辺津宮」(へつみや)です。
三女神のうち「田寸津比賣命」(たぎつひめのみこと)をお祀りしています。
辺津宮の左側には、「奉安殿」(ほうあんでん)があります。
ここに、日本三大弁財天のひとつである裸弁財天の「妙音弁財天」(みょうおんべんざいてん)が安置されています(撮影禁止)。
■中津宮から奥津宮
辺津宮から歩いて5分ほどで、「中津宮」(なかつみや)に到着します。
ここは、「市寸島比賣命」(いちきしまひめのみこと)をお祀りしています。
参道には、江戸歌舞伎「市村座」と「中村座」が奉献した石灯籠や、歌舞伎役者の手形がありました。
何しろ琵琶を弾く妖艷な姿で現されることの多い弁財天。技芸を司る神様として信仰篤いんですね。
そしてさらに歩くこと10分。最後に訪れたのが「奥津宮」(おくつみや)です。
ここには、三女神の長女「多紀理比賣命」(たぎりひめのみこと)が祀られています。
拝殿天井に描かれているのは、どこから見ても、こちらを睨んでいるように見える「八方睨みの亀」。
また、奥津宮に向かって右側の燈籠には乙姫、左側の燈籠には亀に乗った浦島太郎が掘り出されています。
なんか、某携帯電話会社のCMを思い出しちゃうな…。
いやぁ、結構歩いたなぁ…。足がパンパンです。
よくよく考えると、鎌倉七福神巡り、なんだかんだでよく歩きました。
それがフィナーレとなると、何とも言えぬ感慨が押し寄せてきます。
そんな感傷を見透かすように、天井から「八方睨みの亀」がこちらを睨んでました(苦笑)。
やっぱり街あるき、楽しいな。さあ、次はどこを歩こうかな…。次なる企画を考案中。乞うご期待!?
…ということで、「鎌倉七福神巡り」、これにて終了!皆さんも機会があればぜひ、お出かけください!
ありがとう、江島神社! ありがとう、鎌倉七福神巡り!
■基本情報
名称:江島神社(えのしまじんじゃ)
所在地:神奈川県藤沢市江の島2-3-8
アクセス:江ノ島駅から徒歩20分
営業時間:8:30~17:00 (奉安殿)